ACL損傷のKnee in・Toe outの都市伝説

昨日のOSCAJテーピングセミナーにてACL損傷の発生機序についても学びました。
今まで我々が教わってきたのはKnee in・Toe outにてACL断裂を起こすと教わってきましたが、
ドイツ製のソムソの模型でそのポジションKnee in・Toe outを作ると前十字靭帯はむしろ弛緩したポジションでなんで切れるの?
といった解剖学的な素朴な疑問が・・・・・

藤沢湘南台病院のHPにある福田先生の記事を読むとこの疑問が詳しく説明されています

クリックしてsports073011.pdfにアクセス

そしてこの記事を裏付けているのが元イングランド代表の英雄マイケル・オーウェン選手のACL損傷のスーパースローの動画です

(株式会社ADP セミナー内容より参照)

着地時時はToe outではなくToe inで着地した瞬間に断裂を起こしていてその後のKnee in・Toe outのポジションで崩れていくのでそのように見えるだけなことが分かります。
整形外科スポーツフォーラムなどでもKnee in・Toe outで切れるのでは無く、切れた結果Knee in・Toe outのポジションになると言っていた事がなるほどと理解できました。
大腿骨外旋位でToe inで前十字靭帯が引き伸ばされて切れるんですね、これなら解剖学的にも理にかなっているのでスッキリしました。

着替えをお持ち下さい

2月7日のOSCAJテーピングセミナー参加の方、膝上まで足が出せるように着替えをお持ち下さい。
テーピング関係は用意してありますが、ハサミは持参して下さい。

1月31日が締切です

2月7日の第3回アスレチックテーピング基礎編③ 膝及び大腿部①アスレティックテーピングの締切は1月31日です。
参加希望の方はお急ぎ下さい。

OSCAJ第2回アスレティックテーピング基礎編 

ギャラリー

このギャラリーには3枚の写真が含まれています。

昨日はOSCAJ第2回アスレティックテーピング基礎編が行なわれました。 今回は「足底・踵・ふくらはぎ」 足底は足底筋膜を意識しながら内側アーチ・外側アーチ・横アーチをいかに形成していくことの重要性、体重を載せた時の甲アン … 続きを読む

OSCAJテーピングセミナーの講師紹介

12421701_923779411072304_325671682_n講師:正治 健人 MRO(J)
ジャパンカレッジオブオステオパシー卒業
日本オステオパシー学会会員
ジャパンカレッジオブオステオパシー頭蓋講師
日本オステオパシー学会頭蓋セミナー講師
前身として、 スポーツ選手や市民ランナー等のサポートをする パーソナルトレーナーとして活動。 その時期を中心に、 テーピングやコンディショニング等、 トレーナー的な知識・技術を重点的に学ぶ。 現在OSCAJメンバーとして活動中。

最適なストレッチ

今回セミナーでも少し紹介されたストレッチについてですが、最近では競技前にスタティックなストレッチは使わないのがだいぶ浸透してきました。
スタティックストレッチでは筋温度の重要性がシメオン先生から述べられてました。適切な筋温度でのストレッチこそ本当に有効なストレッチになります。
ですのでアップではジョグなどで筋温度が上がってからのストレッチが有効です。
筋温度を考えると競技後にアイシングが先かストレッチが先かなどは悩まなくなります。
またスタティックなストレッチにかける時間ですがかなり短い時間で驚きでした、
ストレッチに関してはシメオン先生はスペシャリストであり、ストレッチに関しては1日中講義出来るノウハウがあるようです。

今回のセミナーでOSCAJや日本をとても気に入ってもらったようで2020年までにもう一度来日してもらいストレッチについても講義してもらいたいと思います。

急性外傷への対応RICEはもう古い?

RICE処置はもう過去のものとなっているようです
イギリスではRICEからPRICESになり最近はPOLICEになっているようです。

P保護 O最適 L負荷 I冷却 C圧迫 E挙上

またアイシングタイムも今までと違って血管拡張が起こる前までがMAXタイムとなっているようです意外に短い時間です。

3日間のセミナー構成

3日間のセミナー最終構成です

・ロンドン2012でのオステオパシー
・Bakuでのオステオパシー
・スポーツ・オステオパシーのイントロダクション
・エクササイズとリハビリテーションのイントロダクション
・下肢のオーバーユース傷害、ACLスクリーニング実践とリハビリテーション実践、App = hudltechnique (ubersense)
・脳振盪、検査と競技復帰のプロトコル、スクリーニング実践を含む
・ロンドンでのインタビュープロセス、みなさんはグループとしてインタビューされる
・オステオパシー的ピッチサイド・ケア
・パラリンピック・アスリート
・頻繁なフットボール(サッカー)傷害と最新のリサーチ

・プラス、皆さんからの沢山の質問!

テキスト130ページを越える内容です、ロンドンでどのようにオステオパスが携わってきたのか、選考インタビューなど
2020年の東京を強く意識した構成です。

シメオン氏からのHOUSEKEEPING注意事項
・トイレ
・携帯はマナーモードでお願いします
・昼休みと休憩時間のタイミング
・火災報知機
・開始と終了時間(ロンバルディ・タイム*)
・それぞれのセクションの最後に問答の時間があります。
・質問は進行に合わせてお願いします

*常に予定より10-15分早く到着しなければならず、それより遅れればそれは遅刻とみなすという理念

セミナー中のトイレなどは休憩時間に済ます、時間厳守で遅刻などしない
ガムを噛みながらの受講などはしない、講師に対し礼儀をもって受講していただきたいと思います。
近年の国際セミナーではこのような基本的な事が守れていない人が見受けられます、スポーツに携わるのですから
しっかりと自覚を持って受講していただきたいと思います。

OSCAセミナーでの懇親会

第一回OSCAオステオパシースポーツケアセミナー2日目の懇親会会場が決まりました。

かまどか吉祥寺店
19:00~22:00
会費¥3000(税込み)飲み放題
http://r.gnavi.co.jp/g897438/

シメオンミルトン氏はOIAのスポーツに特化した部門のヘッドでありIOCとオリンピックでのオステオパシーの参加を
ロンドン後も交渉を続けているオステオパスです。
OSCAJの活動を全面的にバックアップしてくれる男気あふれる方です。
2020年に向けて大きな出発となる懇親会になることでしょう。
また来年以降OSCAJもOSCAとの提携もあり会員制に以降したいと考えています、
こちらの会員規約に関してもディスカッションできればと思います。

第12回JISSスポーツ科学会議

12月10日に行なわれる第12回JISSスポーツ科学会議「スポーツ科学 次へのステップ ~リオ五輪、そしてその先へ~」にOSCAJから6名で参加してきます。
[招待講演]
「ドイツにおける競技者育成システムについて」
Antje Hoffmann(ドイツIATジュニア競技スポーツ部)

[招待講演]
「オランダにおけるスピードスケートの医・科学サポート」
Gee van Enst(オランダスピードスケート連盟)

[ポスターセッション]
JISSの主要研究、競技研究、課題研究、支援事業等

[シンポジウム]
「ジュニアアスリートの医・科学サポートを考える」

[シンポジウム]
「JISSにおける医・科学最新情報:新しい競技力向上支援の可能性」

こんにちは。国立スポーツ科学センター(JISS)です。JISSでは研究成果を広く公表するとともに、研究者・競技団体関係者が一堂に会し、競技力向上のための意見交換の場として、毎年「JISSスポーツ科学会議」を開催しています。12回目の…

Posted by 日本スポーツ振興センター on?2015年10月22日