パラ世界陸上イギリスでの治療損害保険に加入

パラ世界陸上のメディカルスタッフに選考されていた、OSCAJメンバーの細田裕二さん(ドイツ在住)がイギリスでの短期の治療損害保険に加入でき正式にエントリーが確定したようです。

保険会社は日本でも外資でおなじみのチューリッヒです。
保証内容は
被保険者の治療、またはビジネスに関連するクレーム。
・職業賠償責任・職業補償・公的責任・製品責任。
ポリシー文書ごとに適用されるその他のさまざまな拡張機能。
とこんな感じです。もちろんイギリス政府認定のオステオパスにしか許可されないでしょう。

1ヶ月の短期の保険での価格は、税込で日本円で¥3500程度
補償金額はなんと600万ポンド(日本円で8億3千万)と桁外れの補償額です。
日本ではこのような高額な保険は存在しません、なぜなら過去に前例が無いため必要性がないからだと思います。

イギリスではトップアスリートへの保証などにも対応した補償金額なのだと思います。

公的なメディカルサービスに関わるには、このように現地での保険に加入できるオステオパスなのかが問われます。
リオパラリンピックでは日本からの参加の2名はオステオパスと認められ、リオデジャネイロの組織委員会が用意した保険に加入できました。このような保険に加入するにはやはりオステオパスと認められる必要があります。
教育時間数や登録制度の有無などが関係してくるのではと思われます。

2020東京では世界のアスリートに向けて世界基準の保険を準備できるのかも注目したいと思います。

また世界戦に参加する競技団体に帯同するトレーナー達が、他国での施術障害をもカバーするような保険に入っているのだろうか?ってところも気になるところです。

米国のオステオパシー医師やイギリスのオステオパスが加入している保険は、ワールドワイドでカバーされる傷害保険です。日本には他国で対応するオステオパシー賠償保険はいまのところありませんので現在保険会社と交渉を継続しています。

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