腰筋症候群

アメリカオステオパシー協会ジャーナル 8月号
腰筋症候群より
今回は、初診時に腰筋症候群であることを見逃され、オステオパシークリニックに来院した症例です。患者は48歳白人男性で6か月間腰痛に苦しんでいました。臀部や下肢には放散痛がありました。寝起きや長時間座位姿勢が続いた後は、痛く身体を真っ直ぐ伸ばすのに時間がかかります。彼は、床に寝て股関節を曲げ、膝を伸ばし下肢を壁にもたれている姿勢が最も楽でした。そして、彼はこの姿勢が、問題の個所をストレッチできていると思い込んでいました。咳やくしゃみでの疼痛の増悪は、診られません。内臓の疾患は除外されました。
両側の股関節屈曲は40%減少、
左股関節:内転75%減少・外転60%減少・伸展60%減少
右股関節:伸展35%減少
オステオパシー検査:右腸骨前方回転、仙骨LonR、L1.L2FRSl. L3-L5NSRr.
患者は腰椎の機能不全、寛骨の回旋と仙骨のトーションに対してOMTの筋肉エネルギー(MET)を使いオステオパシー医師により治療されました。また、METは患者の制限された股関節の拡張(hip extension),内旋、外旋の関節可動域(ROM)を処理するために使われました。アーティキュレートリーテクニックは、仙腸関節の制限により冒された仙骨と寛骨の病変をリリースするために使われた。統合神経筋(Integrated neuromuscular)リリースと筋膜リリースは、患者の腰椎付近の過緊張した筋(に用いた)を管理しました。最後に、HVLAは彼の腰椎の体性機能不全(SD)の修正に使いました。患者は、4週間にわたりこれらの治療を3回施しました。患者には、OMTセッションを受ける間に家で腰筋(大腰筋)のストレッチ(写真1)と股関節外旋の梨状筋のストレッチ(写真2)を行うよう指導しました。上記のストレッチを30秒、左右10回、1日2回繰り返すよう言いました。また彼は、胴体を真っ直ぐ保ち、足を組まないよう指導しました。その他、体幹トレーニングも重要です。
腰筋症候群は、見逃されやすい筋骨格系の疾患です。しかしながら、オステオパシー医は注意深く診断をすることにより、適切な診断が可能で比較的短時間で急速な改善ができます。
OMT、ホームストレッチの組み合わせは腰筋症候群に対し効果的なアプローチを構成しています。
著者は下記の所見があると腰筋症候群の可能性があるとリサーチしています。
・L1またはL2左回旋、右側屈(鍵となる機能障害)
・L3-L5右回旋、左側屈
・身体がウエストで屈曲し左側屈?
・左足外反?(everted)
・左腰筋のスパズム(股関節伸展制限)
・仙骨左回旋斜軸
・右梨状筋スパズムまたはテンダーポイント(圧痛点)
・右下肢への放散痛
・トーマステスト左陽性

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