ACL損傷のKnee in・Toe outの都市伝説

昨日のOSCAJテーピングセミナーにてACL損傷の発生機序についても学びました。
今まで我々が教わってきたのはKnee in・Toe outにてACL断裂を起こすと教わってきましたが、
ドイツ製のソムソの模型でそのポジションKnee in・Toe outを作ると前十字靭帯はむしろ弛緩したポジションでなんで切れるの?
といった解剖学的な素朴な疑問が・・・・・

藤沢湘南台病院のHPにある福田先生の記事を読むとこの疑問が詳しく説明されています

クリックしてsports073011.pdfにアクセス

そしてこの記事を裏付けているのが元イングランド代表の英雄マイケル・オーウェン選手のACL損傷のスーパースローの動画です

(株式会社ADP セミナー内容より参照)

着地時時はToe outではなくToe inで着地した瞬間に断裂を起こしていてその後のKnee in・Toe outのポジションで崩れていくのでそのように見えるだけなことが分かります。
整形外科スポーツフォーラムなどでもKnee in・Toe outで切れるのでは無く、切れた結果Knee in・Toe outのポジションになると言っていた事がなるほどと理解できました。
大腿骨外旋位でToe inで前十字靭帯が引き伸ばされて切れるんですね、これなら解剖学的にも理にかなっているのでスッキリしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です