腸脛靭帯摩擦症候群へのカウンターストレインの有効性

JAOAアメリカオステオパシー協会ジャーナル、2005年12月より
腸脛靭帯摩擦症候群(ITBFS)は、長距離ランナーの中で最も一般的な下肢障害の一つとして認識されています。アイシング、温熱療法、ストレッチ、または抗炎症薬等の保存療法は有効ではありましたが、完全復帰するまでに多くの時間を費やします。
著者がここで提示しているのは、30歳, ITBFSの長距離ランナーに対してオステオパシー手技療法、特にカウンターストレインが治療で有効だったケースです。
カウンターストレインでは、テンダーポイントと呼ばれる圧痛点をみつけ、最も影響を受けた部位を安楽姿勢にし、圧痛点を消すとともに固有受容器を不活性化します。
この症例報告はITBFSの為の新しい治療法になります。
ここでは、大腿骨外則上顆に近い部位の圧痛点に対してカウンターストレインを使って完全復帰までの時間が短縮されたと書かれています。
この記事から既に11年が経過し、ゲーリングD.O.はリンパ・血管・神経・内臓などの新しい領域のSCSを開発してSCSのアスリートへの適用も今後発展していく分野でもあります。
米国ではクロスフィットのチャンピオンシップなどでもSCSはスポーツケアとして活躍しています。
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