第一回目のオステオパシースポーツケアセミナーで来日する講師のシメオン・ミルトン氏の紹介です。
シメオンは、(英国の首都)ロンドンにあるBritish College of Naturopathy and Osteopathy(ブリティシュカレッジオブナチュロパシー&オステオパシー、現在のBritish College of Osteopathic Medicine, BCOM)を1993年に卒業後、個人診療所にて勤務してきました。彼は、国際レベルで活躍する英国のラグビーチーム、そして州レベルで闘うクリケットチームをサポートしてきました。また、ヨーロピアンPGAゴルフトーナメントの舞台においても、シメオンはオステオパスとしてサポートもしてきました。2012年のロンドンオリンピックとパラリンピックのメディカルチームでは、オステオパシー部門の臨床リーダーとしても活躍しました。
教育指導者としては、4年制大学(学士)レベルでのオステオパシースポーツケアとピッチサイド(つまりスポーツ現場)発生する外傷の治療について教鞭を取ってきました。最近では、英国王立医学協会で、2012年ロンドン五輪大会におけるオステオパスの役割の詳細について解説しました。
スポーツチーム内において、シメオンはオステオパシー原則に基づきオステオパシー治療を国際レベルのラグビー選手、オリンピックとパラリンピック選手を相手に治療に向き合ってきました。2015年の6月には、(アゼルバイジャンの首都)バクーで開催された第1回ヨーロッパ競技大会でも、オステオパスとして貢献しました。
シメオンは、スポーツ競技におけるオステオパシーの貢献に、本人の熱心かつ献身的な活動が認められて、2013年7月にはOSCA特別研究員資格を受けました。
セミナー内容
この(記念すべき第1回目の)3日間セミナーで実際に教鞭をとるのは、2012ロンドンオリンピック、パラリンピック大会で活躍したオステオパス臨床リーダーです。(世界の舞台で闘うアスリートのために、)オステオパスが実際どのように、最高規準のスポーツケアを提供しているのかを(座学、実技の両面から)詳しく探求していきます。
またこのセミナーでは、(世界規模で)複数競技が行なわれる主要のスポーツ競技大会において、さまざまな医療専門分野が連携しながら働くチーム内で、オステオパスがどのような役割を持っているのかについても説明されます。そして、(そのアスリートに対して)最良の治療プランとスクリーニング検査の手順についても、(セミナー参加者と一緒に)検査、分析を行ないます。